ラパス便り第10回

公開日: 2016/11/10

休日について

 研修の前半はCIBNORの寮で暮らしていました。その間はフィールドワークや授業の復習や宿題をみんなで力を合わせて行いました。それらが終わり次第ゆっくり日本料理だけでなく、メキシコ料理も作ってみたりしました。また、サポート学生や担当のEdikaさんと話し合いながらEspirito Santoと呼ばれる離れ島へ行き、きれいな海の中沢山の魚や野生のアシカと泳いだりもしました。その他、友達の誕生日会に参加させてもらい日本の誕生日会との違いに気づいたりも出来ました。日本では誕生日の人を招いたり、サプライズをしたりして誕生日を祝うのが一般的ですが、こちらでは誕生日の人が友達を誘い、料理やゲームを企画したりするようです。驚きですね!

 ホームステイに切り替わってからは、寮生活の時ほど参加者全員で集まることが出来なくなってしまったものの、ホームステイ先の家族と各々がとても楽しい時間を過ごしています。僕の場合、ホットドッグフェスタという幾つものホットドッグ店が出店し、様々な種類のホットドッグを楽しめるお祭りに参加したりしました。おすすめはピザホットドッグです。ラパスに来た際はご賞味あれ!また、親族の結婚式へ参加させてもらうことが出来ました。日本での結婚式にも教会は使われますが、同じ教会で行われる結婚式でも所作や使われる道具に違いが見られました。やはり、カトリック教徒が全人口の約90%とされているのが関係し来るのかと感じました。他にはハロウィーンにサポート学生と一緒に仮装をして、参加したりもしました。

 振り返ってみると、こうした素晴らしい休日が過ごせるのはホームステイ先の家族やEdikaさん、サポート学生のおかげだとしみじみ感じます。残りの休日も感謝を忘れることなく、楽しんで行こうと思います!

 ¡Adios!

 多くの人々の協力を無駄にしないために、残り少なくなってきましたが1日1日を大切に過ごしていきたいと思います。(農学部2年・坂 矩)

 

フィールドワーク(外国人講師)

日本ではもう肌寒い季節になったと聞きましたが、ラパスはまだまだ暑い日が続いています。さて、今回は私たちの授業を担当していただいている外国人の先生について紹介したいと思います。

 特に私たちがお世話になったのがスペイン語の先生です。スペイン語の授業は初級者コースと中上級者コースに分けて行われました。私は初級者コースの授業を受けていました。初級者コース担当のファン先生はとても優しく、丁寧に授業を進めてくださったので、授業の内容をすぐに理解することができました。授業では、感情表現や動詞、名詞など普段の生活でよく使う言葉を学ぶことができました。この授業のおかげで、ホームステイの家族との会話や、メキシコ人の友達との会話で積極的にスペイン語を使って会話できるようになりました。相手がきちんと自分のスペイン語を理解しているかはわかりませんが(笑)日本でもスペイン語を学ぶことはできますが、自分のスキルをアウトプットする機会が日本には少ないので、ネイティブの先生にメキシコでスペイン語を教わったというのはとても貴重な経験だったと思います。

下の写真は、最後のスペイン語の授業でパーティーをした時の写真です。メキシコの死者の日にちなんだ、紙で作られた骸骨にデコレーションを行い、メキシコのダンスやようかい体操第一(日本のダンス?)を踊ったりしました。お互いの文化について知ることができるいい機会だったと思います。

 その他にも、ホームステイ先のお父さんやCIBNORの先生などによる講義がありました。どの先生もとてもフレンドリーで、優しく接していただけました。改めてこのプログラムには多くの人々が関わっていることに気づき、私たちのために力を貸していただいていることに気がつきました。(地域学部2年・小山)