ラパス便り第3回

公開日: 2016/09/23

 

UABCSサポート学生について

農学部3年の山岸です。第3回ラパス便りは、私達のメキシコでの生活を支えてくれるUABCSのサポート学生についてです。サポート学生は、彼らの授業が終わると、私達のサポートに来てくれます。今回は彼らのサポートの例を2つ紹介したいと思います。

【PECERO(ペセロ)の乗り方】

PECERO(ペセロ)とは市内を走るバスのことで、通学やCENTRO(セントロ・町の中心地)へ出かけるときなどあらゆる場面で利用します。ラパスでの主要な移動手段ですが、路線図や時刻表がないので、当初は乗り方がまったくわかりませんでした。そんな中、複数の路線の中から目的地へ連れて行ってくれるバスの見分け方や、降りる時に運転手にかける言葉などを、サポート学生が教えてくれました。今では自分達の力で行きたい場所へ行くことができます。

【Translation(通訳)】

UABCSの学生のほとんどは英語を話すことができますが、レストランの店員など大学の外では英語を話さない人が少なくありません。サポート学生は、私達がスペイン語での会話に困っているといつも助けてくれます。また、スペイン語での講義やフィールドワークのアンケート作りでも協力してもらったりと、非常に心強いです。サポート学生は英語に加えて、日本語も上手なことに驚かされます。お互いに自分の国の言葉を教えあう時間は、とても楽しいです.

 

他にも、ごはんを食べに行ったり、辞書には載っていない言い回しやラパスの方言などを教えてもらったり、休日に一緒に出かけたり、サポート学生あっての充実したメキシコ生活だと感じます。

 

ラパスの気候について

こんにちは!農学部3年の和田守哲也です。今回は気候のことについて書きたいと思います。ラパスの気候といえばとにかく暑いです!朝と日が沈んでからはとても過ごしやすいのですが、日中は少し歩くだけで汗がダラダラと流れてきます。それと日差しが痛いくらいに強いです。日曜日に海で1日中泳いだら背中全部が日焼けして大変でした。ラパスで生活するなら日焼け止め、サングラス、帽子は常に持っていたほうが賢明だと思います。

また乾燥地というだけあって雨は降らないです。水は配給制で、だいたいどの家にも屋根の上に大きなタンクがあってそこに何日か一回水が配給されるようです。僕たちの生活している寮も例外ではなく、みんな節水を意識して生活しています。

9月はハリケーンシーズンなので、僕たちもすでに経験しましたが、ハリケーンが来ることがあります。ラパスの町はほとんど雨が降らないので、道路や歩道の水はけが驚くほど悪いです。鳥取だとなんてことのない雨も、同じ量がラパスでふると、すぐに大きな水たまりができます。今回のハリケーンでは僕たちは寮からできることができなかったので、ほかの場所がどんなことになったのかはわかりませんでしたが、寮のすぐとなりの道は川のようになっていました。

うだるような暑さやハリケーンが来たりはしますが、ラパスの夕焼けはそれを忘れさせてくれるくらいに綺麗です。間違いなく今まで見た中で一番きれいな夕焼けが見れると思います。特に観光地としてにぎわうマレコンでは、目の前一面に広がる夕焼けに言葉を失ってしまうほどでした。10月に入ってからはもっと過ごしやすくなると思うのでラパスをしっかり満喫して勉強に励みたいと思います。