【H26メキシコ海外実践教育プログラム】ラパス便り~第12回~

おしらせ
公開日: 2014/12/12
平成26年度メキシコ海外実践教育プログラム参加学生さんたちからの最終週の活動報告です♪

○講義について○

こんにちは。鳥取はもうすっかり冬でしょうか?

このプログラムも残りわずかとなり、約3ヶ月滞在したラパスとお別れして首都メキシコシティに来ています。

メキシコシティ研修3日目、都心から少し離れて郊外にあるCIMMYT(国際トウモロコシ・コムギ改良センター)を訪れました。現在CIMMYTでコムギの研究をしておられる日本人研究者・岸井博士から、「緑の革命」やこれからの穀物生産についてお話をお聞きし、ここで行われている研究について学びました。日本のODAで建設されたオフィスや種子バンクはとてもきれいで、世界の食料生産の研究に日本が貢献していることに感動しました。

お昼はCIMMYTの食堂で昼食を摂りました。食べ放題のパンやトルティージャはここで収穫されたトウモロコシ・コムギで作られていて、とても美味しかったです。

短い時間でしたが、世界中から集まる研究者やそこで働く日本人の方の姿を見て、グローバル人材を目指す身としてとても刺激を受けました。(農学部3年藤井) 

 
                   CIMMYT岸井博士の講演                                        CIMMYT敷地内の実験用の穀物畑

 

 

○メキシコシティについて○

みなさんこんにちは。メキシコでの生活も残すところあとわずかとなりました。

今週はラパスから離れ、メキシコシティに来ました。メキシコシティは街の標高が2300mと高いためラパスの気候とは違い日中も過ごしやすい気温で、木陰に入れば少し肌寒さも感じます。また朝晩は冷え込み日本の冬を思い出させます。

メキシコの首都にあたるメキシコシティは、大都会で街中が高層ビルで埋め尽くされています。また旧市街はスペインの植民地時代の名残から古い西欧様式の建物もあり、メキシコでありながら別の国に来たような不思議な感覚にさせてくれます。

一番驚いたのは、メキシコシティは車優先社会で、例え歩行者がいたとしても車が進んでくることです。車が非常に多いので、道を渡る時は車が来ないか細心の注意を払いました。

   ラパスもメキシコシティも同じメキシコでありながら、地域によって多くの違いがあることが発見できた貴重な時間となりました。
(農学部3年造酒) 
           街の中心地を埋め尽くす高層ビル               スペイン植民地時代を偲ばせるヨーロッパ風の街並み

  

      メキシコシティはとにかく車の往来が多い

  

○コラム○

メキシコでも朝晩はかなり冷え込み長袖が必須となってきました。今回はメキシコシティ研修で訪れた、テオティワカン遺跡について書こうと思います。

 テオティワカンは首都メキシコシティから北東約50kmの地点にある古代都市遺跡で、世界遺産にも登録されています。大型の「太陽のピラミッド」、「月のピラミッド」の2つのほか、多数の小型のピラミッドや居住区が、およそ4kmにも及ぶ中央のメインストリートを囲むように点在しています。

 皆さんが「ピラミッド」という言葉で連想するのはエジプトにあるような三角錐のものではないでしょうか。しかし、テオティワカンのピラミッドは台形です。頂上まで登ると遺跡の全貌が見渡すことができるため、登り終えての達成感も格別です!

 テオティワカンにはたくさんの土産物店があります。日本人観光客から教わったのか、片言の日本語で「安いよ~」と言いながら店員が迫ってきます。交渉次第で言い値よりかなり安くなるので、積極的に値切りましょう。時間の都合上、あまりお土産を見る余裕はなかったのですが、とにかく店の数が多いので時間があればじっくり見てみたいものです。(農学部3年山崎)        

 

         月のピラミッドをバックに記念撮影                         ピラミッド群を結ぶ中央のメインストリート

 

メキシコに来たら是非頂上までチャレンジしてみて下さい!
         ピラミッドの頂上からの景色は圧巻!