12月7日(日)、鳥取大学および鳥取県留学生交流推進会議のメンバーである智頭町が協働して、獣害対策のためのボランティア活動と交流会を実施しました。参加した留学生は中国およびベトナムからの6名で、早朝8時に鳥取大学からバスで出発しました。
目的地である埴師(はにし)天木(あまぎ)集落の方たちから、この地域ではシカによる農作物への被害が特に多いこと、その被害を防ぐために国の支援を得て田んぼや畑の周囲にフェンスを張る事業の概要説明を受けた後、フェンス張りの作業を開始しました。あいにく朝から雪が降るなどとても寒い天候でしたが、特にベトナムからの留学生は、雪に大喜びで盛んに写真を撮っていました。そのような寒さをものともせず、留学生は専用の道具で支柱を打ち込み、そこにフェンスを固定する作業を集落の方々と一緒に力を合わせて行いました。
作業の後は特産の漬け物、キノコ料理をはじめ、集落の方に用意していただいたお料理をいただきました。シカ肉料理は、柔らかくてとても美味しい上品な味に皆驚きました。留学生は将来の夢など一人一人、自己紹介を行いました。一人の留学生は「作業はとても寒かったけれど、みなさんの暖かさに触れて、暑くなりました」と締めくくり、盛んに拍手を浴びるなどとても楽しい交流会となりました。